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高ランクの依頼なんて簡単さ!

最近、『SAランクに見合う規模と難易度のセッションは、GMするの難しそう』という話をよく聞きます。
これはとても残念。というのも、遊ぶ幅がそれだけ狭まってしまうしね。

ということで、今日は実例を交えつつ、『シナリオの規模』『難易度』『報酬』の面から、SAランクのセッションについて考えてみようというお題。
 
 


1:SAランクの規模って何? SAランクの依頼って?


SAランクの規模のシナリオってなんでしょう?

   戦争ですか? 複雑な陰謀ですか? 強大な敵との死闘ですか?

でも、これは、『難しい話や強い敵は、難易度が高い事が多い』ってだけなんです。CBランクで世界の危機を救うこともできるし、逆に、SAランクでただの手紙を誰かに届けることだってできる。
だから、SAランクの規模ってのは、シナリオの壮大さではなく、実は『依頼人が、SAランクの冒険者に依頼した』ってだけなのだ。

「難しい話じゃないと、SAランクになんて仕事頼まないんじゃないの?」と考えてませんか、そこのあなた! 

ノンノン(手を左右に振り)。

話しはちょっと変わりますけど、
例えばあなたが引っ越しする時、どこに作業を頼みますか?

  見ず知らずの人に頼みますか? そんな人はいませんよね。
  格安だけどよく分からない業者に頼む人も、あんまりいませんよね。
  多少値が張っても、信頼できる大手とかに頼む人がほとんどだと思います。

  というのも、引っ越しで運ぶ荷物になにか間違いがあっては大変だからですよね?

SAランクに依頼するのも、それと同じこと。
ただの手紙を運ぶのだって、その手紙が依頼人にとって大事で、なにも手違いが起きてほしくないなら、多少値が張っても信頼できる人(SAランク)に頼むでしょう。
例えば、以下のような導入も、あるわけです。

GM:「今回の依頼人は、~~に領地がある、ウンババッタ男爵です。『この書類を、所領の~~さんに届けてほしい。万が一にも手紙に何かあってはいけないので、信頼性のある皆さんに』」と、SAランクを集めて依頼してる。


世界観的に言うと、SAランクってのは『高いレベルと場数を踏んだ経験』という【プロの信頼性】を売るランクなんです。

なので、受けた依頼は依頼人が満足する形でクローズさせなきゃいけませんし、依頼に様々な条件がつくなら、その条件は何としても果たさなきゃいけません。駆け出しのCランクじゃない、プロなんですから。もちろん、聞いた&受けた依頼内容を他に漏らすなんてしちゃダメです。

依頼人は、その依頼人にとってはすごく重要で、プロの信頼性が欲しければ、どんなに些細な内容でもSAランクに仕事を頼む。それだけの報酬を支払う資力があればですけど。

というのが、SAランクの依頼の本質なのです。



2:SAランクの難易度とゲーム要素


さて、「依頼内容は、ただの“手紙運び”でもいいとしても、ゲーム的に見て、SAにふさわしい難易度じゃないとダメでしょ?」と、思いますよね。
確かに、TRPGはG(ゲーム)なので、ゲーム的な要素は必要です。SAランクセッションなら、SAランクにふさわしいゲーム要素は必要ってこと。

でも、SAランクの難易度って、何でしょう? 

●例えば、その手紙が国家の機密文書で、敵国のエージェントが奪おうと手ぐすね引いて待っている。
●例えば、その手紙が恐ろしい陰謀の証拠で、対立陣営などが奪おうと手ぐすね引いて待っている。

なんてシナリオを考えつきますか? それとも、目標値のような数値(奪いに来る敵がとても高レベルとか)ですか?

でも、そんな難しく考える前に、“シナリオの目標”ってものについて、考えてみよう。
“手紙運び”の目標が何かといえば、それは勿論、【手紙を】【(大抵は)予定通りに】【(もちろん)安全に運ぶ】ことなのだ。

そのシナリオ目標が分かっていれば、難しいことを考えなくても、“その目標を邪魔する障害”は浮かんでくる。例えば

●途中、川を渡らなくてはいけないのだが、川は大増水してて、渡し船が運航を休止してる。高ランクPCたちは、さほど危険なく泳いで渡れるだろうが、手紙はどうする?
 → もちろん手紙は紙なので、濡れたら“安全に手紙を運ぶ”がクリアできませんよね?

●さらに、上の条件で、今までのってきた馬車はどうやって対岸に渡そう?
 → 馬車を乗り捨てたら“予定通りに運ぶ”がクリア出来ない可能性が高いですよね?

●回り道して夜も走っていたが、いきなり道路がひどい悪路だ!馬車を走らせるのが大変だぞ!
 → スケジュールの問題もありますし、それに、手紙を頑丈な箱にでも入れておかない限り、ごろごろ馬車の中を転がるPCたちに手紙が潰されるかもね?(勿論、手紙の形状を保ちつつ運ぶのは大事です)

他にももっと思いつく。

●泊まった宿が火事だ!火を止めないと!
●すさまじい強風だ!手紙が飛ばされないようにしないと!
●崖沿いの道を移動してたら、上から岩ががらがらと!

“手紙を奪いに来る敵”なんて障害を使わなくても、これだけいろいろな“障害”が発生する余地がある。他にもいくらでも障害は思いつく。

高ランクってのは、レベルが高かったり多技能だったりする分、出来ることの幅が広い。様々な状況で、如何にシナリオの目標(“手紙の安全を図りつつ”)を達成するのにふさわしい行動をするか。それも、SAランクの腕の見せどころであり、ゲーム要素だと思ってる。

たとえば、山賊退治でも、Cランクなら 『山賊を倒してくれ』 で、 SAなら 『盗まれた宝物を確保し』 『構成員の数を調査して、逃げられないようにしてから』 『倒してくれ』 みたいな、ね。

単に必要とされる(数値的な意味での)目標値が高くなったり、難しい複雑なシナリオだけがゲーム性じゃない。クリアすべき条件をどう乗り越えるかも、ゲーム性なのです。




3:SAランクの報酬


遊戯会では、ランクごとの適正報酬ってのがあります。でも、増えない限り、報酬基準はそこまで重視する必要はありません。

例えば、SABランクで募集して、集まったのが全員Sだからといって、“何の裏もない手紙運び”に一人2000rk支払う必要は全くなく、一人800rkくらいで十分でしょう。そして、PCたちもぱっとみて危険が低い依頼なら、その程度の報酬で受けるでしょう。

あとは、セッションの障害の程度を見て、たとえば

●ランダム危険表でワイバーンが出た
 → ワイバーン倒したら、周囲の町などから報奨金が出てそれで報酬アップ

などという形で、多少報酬に色をつけることもできますしね。



長い話になったけれど、
●SAランクだからといって、難しい壮大なシナリオにする必要はない
●SAランクだからといって、データ的な意味での難易度をあげる必要はない
●SAランクだからといって、依頼報酬を依頼内容より高くする必要はない
ということ。


難しく考えなくてもいいんです。そして、今回の例に出した手紙運びは、実際にセッションでやってみたので、暇な時にでも読んで楽しんでもらえれば何よりw

http://csx.jp/%7Etrpg/log/200804/log20080427d.htm
 
 
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コメント

てくGMの遠征セッションとか、本当に冒険してる気分にさせられますよ。インディ・ジョーンズみたいな。
考えてみれば確かに、規模や障害の大小よりも条件付けの多少の方が遥かにランクを調整しやすいかもと思いました。
いやあてくさんの話は為になるなぁ。
え、GM?…100万数えるまで待って。


ウー | URL | 2008年05月03日(Sat)07:54 [EDIT]


> 規模や障害の大小よりも条件付けの多少の方が遥かにランクを調整しやすいかも

 条件付けが増えると、全部の条件をクリアするための作戦を考えないといけないですし、ちょっとしたミスがダメにしてしまうことも、ありますしね。
 障害の方は、数値的な意味では、ある程度(状況に)自然な難易度でいいのだと思います。例えば、「何かを(とある家から)盗む」で、その家のカギ開けとかの目標値が12だとしても、「その家の人に盗まれたのを気づかれないように」盗むとなれば、これはまた別の難しさが出ますしね。

 それはともかく、一日1万数えれば、100日後にはウーGMがあるのね!参加希望!


てく。 | URL | 2008年05月06日(Tue)20:44 [EDIT]




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