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絵を置いたり文章置いたりの情報倉庫。に、なる予定。

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遠いところの依頼を考える

遊戯会のPCたちは、全員トロウにある『銀の月灯り亭』に出入りしてるのが特徴です。
しかも、ツキアカで依頼を受けて、そこから各地に赴く形が一般的。

そこで、あちこちを旅回りしているアレクラストの冒険者とは違い、どうしても、
・依頼がトロウ近辺になりやすい
ってのがあります。

でも、王都トロウからわずか徒歩数日の所で問題頻発してるとか、
どう考えても微妙な話も多くなってしまいます。

しかし、遠方の問題だと、わざわざトロウにある銀の月明かり亭に、
遠方から依頼が舞い込んでくることもまずない。
各地の冒険者の宿とかで解決できるだろうからね。

そこで、「遠出をしてみよう」ってことで、遠出に関するあれこれを考察してみた。

1:銀の月灯り亭で依頼の話しなくたっていいじゃない

PCたちが遠出したときに、その土地の酒場とかで、

酒場のオヤジ:「ほう、冒険者さんか。近くの村で、問題が起きてるんだが、話を聞いてみないかね」

と話を持ちかけられたり、事件に巻き込まれたりすれば、
銀の月灯り亭以外でも、依頼を受けることはできるわけです。

だから、問題は、『どうやってPCたちを、遠方に飛ばすか』ですね。


2:スタートにおける開始位置

ツキアカから始まらない依頼の場合、いちばん簡単なのは、

GM:「君たちは、グリン州のラティスって都市にいる。理由は…任せた!(ちょ」

と、セッション開始場所を指定して、そこにいる理由は、PLたちに任せるって方法です。
ここで、どうしても遠出する理由がなさそうなPCは交代を認めてもいいでしょう。

これだとあまりに不親切だって場合は、

GM:「君たちは、ノーザラン州のファイアファイアにいます。ここまでは、このお祭り都市に食糧その他を運ぶキャラバンの護衛ってことで来ました。報酬は僅かだけど、お祭りを見物できるよ!」

と、GMの側から、その場所にいる理由を、ある程度決めてしまう。
そうすれば、PLたちは、そのPCがその仕事を受けてそこにいる理由を、
協力的に決めてくれるものです。
この場合も、どうしてもそこに行く理由が浮かばないPCは、交代を認めるといいでしょう。

おいらがよく使うのは後者で、隊商護衛以外にも、

GM:「皆さんは、別件の仕事で~~って土地まで行き、その帰りに、観光がてら、ノーザランのトラピス市に一泊してます」

とか、他の仕事の帰りで偶然立ち寄った。なんて方法も使います。

でも、この、“他の仕事でその土地に行ったんだよ”って方法は、
移動の時の仕事の報酬+セッション本編の報酬って問題を抱えることがある。


3:報酬はどうしよう?

タダ働きセッションってのは、PCの善意に期待するものなので、
PCたちが仕事を受けてくれない可能性ってのはある。

そういう時にぱっと浮かぶのは、PCの誰かを
“このセッションを解決しないといけない”状態に追い込む(呪いとか病気とか)
という、巻き込まれ型のシナリオだけど、
これも、いつもいつもできることじゃない。

いちばん簡単なのは、
「移動の時に引き受けた仕事(隊商護衛)とかだと、
ちょっと安すぎるので、もう一仕事して稼いでおくか」
ってPCたちに思わせる方法だね。

それぞれの仕事がちょっと安くても、
合計で1セッションの報酬がランク適正くらいになれば、
それでセッションとしては問題ない。

PCは、個々の仕事の報酬が安いことにちょっとぼやくかもしれないが、
“セッションはGMとPLの共同作業で作っていくもの”なのだから、
そこは、PLが、自分のPCがその仕事を受ける理由を考えて、
引き受けるようにもっていかないといけない。

もちろん、GMも、PCやPLたちのモティベーションが下がらないように、
無理難題やぶっ飛んだ状況は押し付けないように。


4:ツキアカで遠方の依頼を引き受ける

銀の月灯り亭で遠方の依頼を引き受ける場合、
「なぜ、その土地の冒険者を使わないのか?」
という疑問は当然出てきます。

それを解決するのには、方法はいくつかあるけど

依頼人A:「実は、この前、イルトロウにいる知人からこんな手紙が届いてね (略) 気になるから、調べて来てくれないか」
依頼人B:「冒険者の宿ってのがなくてなぁ…信頼できる所ってので、ここを紹介されただ(という手紙をアックスが読み上げる)」
依頼人C:「あの土地の冒険者に任せたのだが、全滅したようでね。君たちのようなベテランでないと難しいようだ」

なんて方法がパッと考えつく。

依頼人Aのやり方は、“依頼人はトロウにいて、遠方の冒険者に頼むより、トロウの冒険者に頼む方が早い”というパターン。
依頼人Bのやり方は、“そもそも問題の所に冒険者の宿がない”というパターン。
依頼人Cのやり方は、“トロウ王国でもトップの冒険者の宿に頼まないとダメだ”というパターン。

依頼人Cってのは、大抵、セッションもかなり高ランクのものになりがちだけれども、
“普通の冒険者の宿にSAランクの冒険者なんていない”ってのを忘れなければ、
高ランクセッションの導入としてはかなり使える手ではある。

それに、依頼人によっては、大した問題じゃなくても、信頼できる宿の信頼できる人を使う
―例えば貴族が依頼人とか―ということもあるから。

でも、移動経費と移動時間って問題が出てくる。


5:移動経費と移動時間はどうしよう?

Cのように依頼人がお金持ちで、仕事も緊急性がある場合は、何の問題もない。
サラディン鉄道でも飛行船でも魔法士協会に頼んでテレポートでも、なんでも使えばいい。

問題は、AやBのような依頼人の場合。
“そんな大した仕事じゃない”とか“あんまり支払える金がないんだ”という場合。
こういう場合、移動にかかる経費は、依頼人にとって重くなる、と考えられてる。

けど、そうなのだろうか?
依頼人は移動経費をどのくらい使ってるのだろう?

◆移動経費の真実

移動経費ってのは、「移動にかかる足(乗り物)」と「食事」「宿泊費用」で決まる。

これを考えると、
・徒歩で移動して、食事と毎晩の宿場宿を手配するのが、最もお金がかかる。
意外かな?

ちなみに、
・馬車は、徒歩よりは基本的に移動経費が半分になる。
 というのも、馬車の移動速度は、平均して徒歩の2~3倍だから。

つまり、移動にかかる日数を減らすのは、相当な経費削減につながるのだ。

◆船は便利だぜ

それでいうと、忘れられることが多いが、
『海もしくは川の上を船でいく』というのは、相当な経費削減になる。

船は大人数を運ぶので、一人あたりの運賃も安いし、
24時間移動し続けるので移動距離が高い。
時速40キロでも、24時間で900キロ近く移動できるわけだ。
これは、トロウから一日でパラメキアトロウまでいけることを意味してる。

ちなみに、トロウマップをみるとわかるが、
トロウ市には、木霊の森に行く川と、ノーザランに行く川の2本が流れている。
つまり、川船を使えば、ノーザランや木霊の森には、一日二日で行けるのだ。

◆飛行船って、そんなに高級?

飛行船も、船と似たようなもの。ただ、一人当たりの運賃は高いけど。
その運賃の高さから、めったに使われることはないけれど、
もしも、依頼人がこんな交渉をしてたらどうだろう?

依頼人:「ツキアカの冒険者を乗せてもらえないですかね。飛行船は、いろいろと空のモンスターの標的になったりして危ないでしょう? そういう時のために、護衛になりますしな。もちろん、紹介料はいりません。ただ、乗せてもらえれば、もうそれで」

つまり、冒険者という護衛能力がある人を紹介する代わりに、運賃をただに(もしくは格安に)してるのだ。
形を変えてはいるけれど、これは、キャラバンの護衛と変わらない図式。

もちろん、依頼人はPCたちにこんな裏交渉は明かす必要はない。
飛行船の座席を金払って手配したように思わせておけばいい。

治安維持に厳しいサラディン鉄道はともかくとして、この手法は、船でも使える。
海や川の移動も、モンスターとか海賊(川賊)みたいなリスクはゼロではないわけだから。


6:移動なんて、GMの匙加減ひとつ

遠距離移動で問題になる「移動時間」と「移動経費」ってのは、
GMがもっともらしい理由をつければ、いくらでも都合をつけることができるのだ。

非常にファンタジー的に

魔法士:「古代の魔法使いが作った空飛ぶ絨毯に乗ってみないか。飛行性自体は安全だが、ワイバーンとか空飛ぶ魔物もいるしね。あ、ちなみに、飛んだ後は数日魔力を充てんしないといけないので、目的地に着いたら、数日くらい観光してて」

なんて方法でPCたちを目的地に飛ばして、そこで観光中に地元の仕事(セッション)を
させる方法もある。
素材集にあるけど、「旅の扉」なんてものを使うのもいい。


『遠距離のセッションはやりにくい』
という前に、やりやすくするにはどうすればいいかを考える方がずっといい。
他の州や他の土地というのは、トロウ近郊とは違った魅力があるわけだから。
使わないのはもったいないぜ!

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コメント

ヴァルベイル

ぼくが、ヴァルベイル州でセッションをする場合は、「きみらは、ヴァルベイルに来ている。理由は、知りません」と始めているので、まさに、記事どおり(爆)
移動にかかったお金や、受けたかもしれない仕事は、「生活費」判定の結果に委ねられている(収支結果がそうなったと考える)と、GMが、勝手に考えてるので、聞かれたら、そう答えるように思っています。
・・・まぁ最近は、ヴァルベイル使って無いけれど・・・


星忍とスタ | URL | 2008年02月25日(Mon)16:02 [EDIT]


飛行船についてのお話、目から鱗でした。そうかその手があったか。

いつかGMするときに使ってみようと思います。

なのでてくさんも今度GMを。参加希望。


黒猫 | URL | 2008年02月26日(Tue)02:45 [EDIT]


★星さん

>移動にかかったお金や、受けたかもしれない仕事は、「生活費」判定の結果に委ねられている(収支結果がそうなったと考える)と、GMが、勝手に考えてる

おお、これはよい方法ですね。
確かに、お土産やら移動中のどこかの町で羽目を外したやらなにやらで、旅行ってのは予定外の出費は多いものですしw
移動中の報酬と支出は生活費の出目で想像に任せるってのは、いいかも。


★黒猫さん

>飛行船についてのお話、目から鱗でした。そうかその手があったか。

一般技能は、レベルが高くてもほとんどの場合戦闘力はゼロなので、PCたちのような冒険者というのは、移動も(護衛や用心棒などで)ビジネスチャンスになるのよ。
ツキアカの冒険者は(態度とかの)質がいいですしね。

まあ、PCたち本人は、ランク適正報酬があるので、そういう手段ではなかなか儲けられないのだけれど。代わりにコストが削減されているということで。

(はて。なにかコメントし忘れた気がするが、気のせいだろうな!


てく。 | URL | 2008年02月27日(Wed)01:19 [EDIT]




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